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Introducing the Artistsアーティストのご紹介

poet u-ta|詩太
「絵と詩をえがいて穏やかな時間を作る。」

筆で“詩や言葉”を書くという創作を10年続けたのち、非言語的な“絵”という表現の中に言葉以上に想いを込められる可能性を感じ、絵を描き始める。 10年以上詩や言葉と向き合ってきた詩太の描く絵は、詩的な物語の始まりの1ページのようでもあり、終わりの1ページのようでもある。見る人によって想像を膨らませられるようにたっぷりと余白を残す構図と柔らかな色彩で描き、どこか静けさと穏やかさを感じさせる。また、絵に添える詩は絵の世界を深め、絵は詩の世界をさらに広げる。

laNi|Ayako Sekiguchi
「道端の花に足をとめるように。ささやかで、でも美しいものたちを。」

まぶしい若葉の緑、雨に濡れ艶めく花々、道端の一輪の花に足をとめ、季節の変わり目の風のにおいに懐かしさをおぼえる。ささやかな悦び。それらの中には思い出がやどっている。思い出とは呼べないかすかな記憶かもしれない。ふわりとよみがえってくる、どこか懐かしい感情。思い出や記憶を宿す美しいもの、小さく美しいカケラをすくうように、絵にしていきたい、そう思うようになった。 幼少のころよりまるで現実から逃げるように空想をし、ときに後ろめたく感じていたが、絵に表すことでその否定的な感情はうすれていった。絵の具を混ぜているときは、まるで現実と空想をまぜているような感覚にもなる。絵を描くことで、空想を自由に広げていくことも、描く喜びとなっている。